つるつるする毛皮

毛皮であたたまりたい少年少女の無料掌編小説です。

 だれにだってうさぎの背をなでる権利がある。たとえば外出するお姉ちゃんの首のまわりに、いつもうさぎがのっている。あたたかなうさぎ、灰と青のまざったうさぎ、目も鼻もしっぽもないうさぎが、姉を見送るぼくを... gumroad

最低

女の子が最低なフラれかたをするポストカード小説です(300字企画参加作品)。

 ちょうどいい風よけだな。おにいさんはこちらをちらっと振りかえって「背ぇ、伸びんかったなおまえ」とやり返す。へこんだ足跡にすっぽりと入るわたしの黒い靴。... 300字企画

ブランコネーム

少年が自分の名前を変えないオンライン小説です。

 はじまりはやさしさだった。でも「いやになったら逃げてもよし」という説明書きで広まった、まかふしぎなそれにみなが飛びついて、しばらくして状況が変わってきたんだ。... 小説家になろう

グリーンネイル

2人の女の子が互いの爪を緑に塗りあうオンライン小説です。

 私たちは白や黒には程遠い、緑のきずなで結ばれている。赤でもなければ青でもないその色は、お互いにゆるしあうことをゆびきりする私たちの爪に宿っている。人間の体にはあまりにも不似合いな、芝の緑より濃い緑は... 小説家になろう