つるつるする毛皮 毛皮であたたまりたい少年少女の無料掌編小説です。 リンク 小説家になろう 冒頭 だれにだってうさぎの背をなでる権利がある。たとえば外出するお姉ちゃんの首のまわりに、いつもうさぎがのっている。あたたかなうさぎ、灰と青のまざったうさぎ、目も鼻もしっぽもないうさぎが、姉を見送るぼくを見ている。まるでなでてほしそうに。ぼくとうさぎのきもちは叶えられるべきだ。しかし姉はぼくの手をかるやかによける。ぼくとうさぎはそうして引きさかれる。 情報 2019年03月22日 974文字 備考完成日は2018年5月21日。 ホーム > その他の小説 > つるつるする毛皮