1と2と31のパララックス

男子中学生が1日違いの誕生日で後輩になった幼馴染をいじめる短編小説です(テーマアンソロジー『夢見月夜の誕生日会』に寄稿)。

リンク

夢見月夜の誕生日会

冒頭

 早うまれってなんだ。どう考えたって遅いじゃないか。走る速さも九九を覚えるスピードも身長の伸びも何一つ先行しない。  しかも箕島の野郎は、とびぬけて速い。見よ、この弾丸。一年にしてエース、一日にしてスター。一と三十一の劣等生たるおれたちのプライドを貫いて砕いて先にゆく。もはや人生においてもトラックにおいてもヤツの周回遅れになって舌打ちばかり。早うまれってなんだ。

情報

  • 2019年03月21日
  • 4943文字
  • 800円(アンソロジー1冊の価格)

関連リンク

Webカタログ

備考

3月生まれの作家によるテーマアンソロジーに寄稿。

「誕生日」をテーマに書きました。